ごあいさつ

この度、2020年5月30日(土)に開催する「第67回日本生化学会近畿支部例会」を担当させていただく奈良先端大の高木です。本学での開催は、2010年の第57回支部例会(例会長:川市正史教授)以来10年ぶりのことです。本学は、創立以来2017年度までの3研究科体制(情報科学・バイオサイエンス・物質創成科学)から、一昨年4月に学際融合領域における教育・研究の強化に重点を置いた1研究科体制(先端科学技術研究科)へ移行しました。奈良県生駒市にある本学は、大阪・神戸・京都からのアクセスが少々悪く、近鉄の最寄り駅からはバス便が中心となりますが、参加者の皆様にとって有意義な例会になるよう努力しますので、数多くのご参加をお待ちしています。

日本生化学会は、医学・薬学・理学・工学・農学分野などで生化学に関与する研究を行っている研究者が学術的知見の発表や意見・情報交換を行い、研究の発展と応用に寄与することを目的としています。年に一度開催する「近畿支部例会」は、近畿地区の大学や研究所、企業の研究者や学生、高校の教員・生徒などが一堂に会し、生化学関連の研究成果の発表や討論を行います。今回の例会では、一般演題(口頭・ポスター発表)、高校生ポスター発表、近畿支部奨励賞受賞記念講演、優秀発表賞、懇親会などを予定しています。

また今回も、支部シンポジウムを支部例会と合同で開催します。「日本の“生化学”の真骨頂 -その源流とライフイノベーション-」をテーマに、生化学をバックグラウンドとする3名の著名な先生方を講師にお招きし、PD-1の分子機能と免疫療法、小胞体・ゴルジ体ストレス応答と神経変性疾患との関連、遺伝情報伝達とゲノム編集技術への応用に関して、それぞれの研究の歴史から最新の成果までを幅広くご講演いただきます。皆様の積極的な討論によって、日本の生化学が先導するノーベル賞クラスの基礎研究およびライフイノベーションの推進に関する理解と興味を深めたいと考えています。

このような例会やシンポジウムは、近畿地区の生化学関連研究者、特に若い方々や学生(大学院生・学部生・高校生)にとって、自らの発表を通して研究の面白さや重要性をアピールし、討論や意見・情報交換を行うことができる貴重な機会です。是非とも多数の皆様にご参加をいただければ幸いです。

最後に、開催にあたりご助言・ご援助を賜りました亀井加恵子支部長、栗原達夫前支部長、二木史郎前例会長、協賛企業の皆様に深く感謝いたします。

第67回日本生化学会近畿支部例会
例会長  高木 博史
(奈良先端科学技術大学院大学 バイオサイエンス領域 教授)

ページの先頭へ